amefurijinのブログ

マンガから得られるものについて書いてみる。

リアルさを感じるキャラ

 「俺の空」本宮ひろしの元祖のものを読んでみた。驚くほど、女性観

が古いようでこんなんあるかなあ、と思ってしまう。それは今振り返って

みた時のガンダムも同様。さすがに大人になってから、男が書いた女と

いうものを眺めるのはだいぶ違和感がある。

 それよりも女性が書いた小説の女性、がリアルさを感じさせる。女性

漫画家の描くものはそれとはまた別で創作物という感覚がある。こんな

女もいないし、男もいない。けれど、いたとしたら、こんな感じで心地

良い。あるいはとても不気味である、とかそういう感じを抱かせる。

 

 「ミステリという勿れ」の久能整くん、あるいは菅田将暉はそういっ

た意味で友だちになりたい、いや、友だちの中の1人としてはつきあい

たいそんなキャラクターの一人ではある。ウンチクの程度はともかくと

して、その優しい目線は人として羨ましくもある。

漫画の未来:デジタル時代における絶版漫画の楽しみ方

 絶版漫画を読む、という時にデジタルデータは使える。私はLINEマンガを

見ていたり、漫画喫茶での「ビューン読み放題」など、置いてない作品や

けっこう幻となってしまった作品を読んだりする。

 

 昨今ではコンテンツ自体の量が増えているため、漫画喫茶でもこれくらい

は置いてあるだろう、が通用せず、これ置いてないのか、というがっかり感

も多く出てくる。小さい図書館、大きい図書館、あるいは書店の差のような

ものだ。

 漫画喫茶であれば、PCではあるので、スマホで見るよりも大きく楽しめる。

サイズとしてはスマホのものはコンテンツ内容のおさらいに向いているし、

ただめくっているだけなので、普通の漫画よりも脳の動きは少ないのでは

ないだろうか。

 それでも、10代のあの時、読みたかった、や、この筆者がこんな作品

書いてたのか、に巡り会える楽しさはある。

脇役の挑戦:モンキー・パンチからの啓示

 主役と脇役、自分がそのどちらになっているのか、ということ。

モンキー・パンチって人を知っていますか?知っている方はおそらく

ルパン三世」を思い浮かべることになるだろう。

 

 多くの人にとっては、そのルパンの作者。「ルパン三世」と言えば、

カリオストロの城」で宮崎駿が制作に参加、まで連想もできる。

けれど、モンキー・パンチがルパンの印象がある一方で、別の人の

人生では完全なる脇役として登場する。

 

 道下俊一さんという北海道のお医者さんの立場からすると、彼、

16歳の少年、加藤一彦は病院のレントゲン助手として雇い、

漫画の才能を感じたため、東京行きを勧めた。結果、この大ヒット

漫画家が生まれる。そう考えてみると、自分が自分の人生の主役に

なるのはもちろんだけど、誰かの人生の脇役、という役割だって

あることに気づく。

ドラゴン桜: 仕事とキャリアについての教訓 #ポータブルスキル

 給料の期待値について、見てみる。仕事について、考えるには

ドラゴン桜」シリーズで三田紀房の本が有名だろう。「ドラゴン桜1」

と2で受験勉強のノウハウについて、学び、そこからの「銀のアンカー」

で最初のキャリアにたどり着く。

 

 そこから何年か月日を重ね、「エンゼルバンク」で方向性を変えた

あとは、個々人の人生を歩んでいく、のだろう。自分の市場価値について

考えるには、

・ポータブルスキル その賞味期限

・レア経験←外からのニーズ

・マーケット自体の1人の生産性、成長度

・自分の伸びしろ

 この4要素について考えてみるのが、良いのか。シンプルにはなって

きているが、これを教えてくれたり、体感したりはすぐにできるもの

ではない。若いうちに体系的にそれを教えてくれたら。

 20代から40歳までで学ぶのはそんなことばかり。

星矢の五教科

 人生のすべては◯◯に学んだ、というタイトルの何かを見たことが

あるだろうか?それを自分に当てはめるとしたら、何か。

 私にとっては「聖闘士星矢」がそれにあたる。少なくとも、星矢、

車田作品の中には5教科の要素が全て入っていたんだなあ、という

振り返ってみての感慨はある。

 

 セリフは意外と詩的なものが多かったり、「地獄を見た感想は?」

→「聞いてもムダか」と独りごちた後、反応があって驚くやつなど、

お約束の楽しさはあっただろう。

 計算要素は「リングにかけろ」の方が強かったが、音の速さ、

340mを持っているなら、相手との距離を3.4Mと仮定するなら、

1秒間に100発のパンチを打ち込める、とかほほえましい。

 

 そして、破壊の根本は原子を砕く(理科)、多くの技名に含まれる

多言語(語学・英語)、そして、世界中に派遣されちまった孤児(地理)

などなど。歴史は歴史漫画で得られるので、必要なのは学習への動機と

イメージなのかと思う。

闇と光の葛藤:コアなファンとは?

 光の側に影がある。光が濃くなれば、影も濃くなる、みたいな

話も聞いたことがあるけれども、そうではなくて、光が当たって

いないところは影ってことなんだと思う。

 

 個人でも団体でも光の当てられるところは目立っていて、その

周りには明るみにあがっていない暗い部分がけっこうあるんだろう。

それを考えると、世の中に光と闇はたくさんあるということになる。

 好かれる者、嫌われる者、とんがっていればいるほど、どちらの

要素も持ち合わせているということになる。とすると、ゴキブリの

ような昆虫も嫌いな人が多そうな分、コアなファンもいるのだろう。

 

 最近、知り合った知人もマイブームとして、ゴキブリを挙げていた

ようだそれこそ食したりしているとのことだった。ITメディアでほぼ

タブーとされる領域が無くなってきた昨今、逆に秘められた楽しみは

無くなってしまったとも言えるか。

音楽無限時代の楽しみ方

 プレイリスト無限時代の楽しみ方。

「人は17歳の時に聞いた音楽を一生聞き続けるという」

本当か、というspotifyの宣伝フレーズが合った。本当かどうか

わからないが、記憶のメカニズムとして強く刻み込まれるのだろう

ということは容易に想像できる。

 

LINEミュージックでプレイリストの限界に挑んでみることにした。

あるジャンルを決めて、気になった、ちょっといいなと思える楽曲

を放り込んでいく。してみると、自然と1000曲。そこを目指し

ていたのだが、ちょうどそれが限界だったらしい。

 ただ、改めてそのジャンルを掘ってみると、まだまだ入れたい

ものが出てくる。1000曲を聴き直しながらひたすら削る、

更に新しいものを見つけては注ぎ足す。

 

 長年、溜め込んだ秘伝のタレのようになっていく。ブログも

そうだが、死んだ後、そんなものも残るのか、誰かが見つける

ことになるのか、そんなことが気になるこの頃。