amefurijinのブログ

マンガから得られるものについて書いてみる。

漫画の長寿化と分業制

 自分が子どもだった頃はジャンプ黄金時代→マガジンへと移行

している時期だったためもあり、奇想天外なものやワンパターン

の展開のものでもそれなりに同じような評価を得ていたりした。

 ある種のハリウッド映画のようなものか。そこから少し時代が

経つと40巻以上の長寿漫画が生まれてくるようになった。顕著な

のが42巻で完結していた「ドラゴンボール」に対し、「NARUTO

や「BLEACH」など70巻近くの内容をしっかりとまとめ、伏線も

回収、というきちんとした塊を作るという作成過程の進化があるの

ではないだろうか。

 

 また、それ以外にも、「DEATH NOTE」あたりの時代から原作と

作画の分離が再び質の向上に貢献している面もあるだろう。それに

よって、漫画家1人でやるというよりも、原作者の作品での完成度

が問題になってくる。

 「北斗の拳」→「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」→そして、

未完に終わっている「テラフォーマーズ」と来て、現代の分業制

が良質な作品を生む元になっているんだろうなという感覚はある。

 

 それを両方こなしてしまう1人の漫画家+編集者ってやはりすごい。

「キングダム」とかね。